雪山登山:スノーシューで赤面山を登る

スノーシュー 雪山

1月なので北関東・東北はスノーシーズン、雪山に登っている皆さんを羨ましがりながら雪山を思い出してみます。

残念ながら九州 福岡に引っ越してきてからは雪山登山行けてませんので、過去に登った雪山やスノーシューなど紹介します。

雪山登山:赤面山(あかづらやま)福島県

那須 茶臼岳・朝日岳・三本槍岳の先にある赤面山にスノーシューで雪山登山したときの記録です。天気は快晴で絶好の雪山登山日和でした。

関東に住んでいたころは、クルマ好きな相棒がいたので、ランクル70で雪山の登山口まで運転してもらいました。自分は雪が降っていたら怖くて運転できない。なのでもっぱら車中飲み会です。

以下、10年以上前の情報なので今はどうなっているかは不明です。ご了承ください。

旧白河高原スキー場登山口 1087m -6℃

潰れた白河高原スキー場から赤面山を目指します。

このころは立派な新し目のゲレンデがあって中は吹きさらしで雪が入り込んでいました。

ここから、スキー場のコースのゴンドラのケーブルに沿って登っていく。

雪山でない場合は大した事ない傾斜ですが、雪があると雪がふかふかして登るのがきつくすぐに汗だくになる。

リフト終点に来た:小休憩  1508m

面倒なので、スノーシューを履いたまま雪に座る。

ここまでくると雪質は固めでバスケットはほぼ潜らない。

ここからやっと赤面山登山口

那須 茶臼岳・朝日岳・三本槍岳も見えて那須岳せいぞろいの絶景

赤面山の近くにある朝日岳、その向こうには茶臼岳が見えてきた!

奥の中央が茶臼岳、右側が朝日岳、

手前右側が三本槍岳だと思う。

ここまでは風がなく快適に登っていけた。

枝についた氷

林が終ってのっぺりとした斜面が表れる。前方は谷のようになっていて急登で直接山頂を攻めるルートはきつい。GPSを見ると登山道は左から巻くようにして登っているようなので登山道のように歩く。

途中、ドウダンツツジの枝に雨が凍ったのか?氷が固まっていて光があたるときれいな天然の活け花のようだった。風が吹くと枝の氷が落ちてチャリチャリとガラスが割れたような音がする。

晴れているので氷がきれい。

ドウダンツツジの間をすり抜けるようにして登って、ピークを登りきると頂上かなと思っていたがまだで、やっと赤面山頂が見えてきた。

まだまだ登りは続き予想していたよりも結構長く感じる。

赤面山頂 (11:38) 1701m -6℃

やっと頂上に着いた。本当に登ったかいがあります。すごい絶景です!雪山はきれいですね。

このまま三本槍岳まで登ってみたかったが、体力も根性も装備もないので無理ですね(笑)以前、三本槍岳に登ったときは赤面山への分岐があったので正面の前岳を経由して三本槍岳まで行けそうです。

こんなに絶景なのに登山者が少ないというのももったいない。こんな快晴の日に無事赤面山山頂まで登れてラッキーでした。

絶景だったが強風なので5分ほどしたら下山して途中の風の無いところでお昼ごはんにすることにした。

三本槍岳へ続く道

スノーシューで下山

赤面山山頂から少し下りたドウダンツツジの中の平地の広場でお昼ごはんにする。

あまり風が吹いていないかなと思ったが、時々風が吹いてくる。止まっていると寒くなるのでインナーダウンを着込んでガソリンバーナーでお湯を沸かしてラーメンとパンを食べた。

昼食後はお楽しみの下山、相棒はショートスキー、自分はスノーシューで降りる。

茶臼岳の噴火口の煙が見える

途中までスノーシューで景色を見ながら下ってスキーコースからはスコップシェードで滑り降りてみようと思う。

スノースコップでスキーコースを滑る

スコップの柄を手で持つとブレーキがかかるようになって加速が足りなくうまく滑ってくれない。両手を離して滑ると加速がでるが、コントロールできなくて倒れそうになってしまう。

そこでいろいろと試行錯誤の結果、スコップシェードのうまい滑りかたが分かりました。

試しに座って見る図

スコップの柄を伸ばして手で持つT字の部分に登山靴を引っかけて体育座りのような体制で滑るとうまく滑れます。上半身を反らして滑るとリュックが邪魔する場合は前かがみになってもうまく滑れました。

ただ、スコップは小さくお尻と形が合わないので長く座っているとお尻が痛くなるので、100均シートを座蒲団にして滑ると痛くない。

スキーコースの下までスコップシェードで滑り降りて雪山登山終了

【那珂川温泉 皆幸乃湯】に立ち寄る

寒いので温泉は欠かせない、帰り道の途中の皆幸乃湯を利用させていただきました♪

どんな温泉だったかは?忘れてしまいました。雪山登って疲れた体を温まったことは間違いないでしょう。

快適にスノーシューで雪山登山するために

快適にスノーシューハイクを楽しむためには、いくつかの条件や準備が重要です。以下に、快適なスノーシューハイクを実現するためのポイントをまとめました。

1. 天候と気温

  • 晴れた日を選ぶ: 雪の状態が良く、視界が確保できる晴れた日が理想です。曇りや吹雪の日は視界が悪く、寒さも厳しくなるため避けるべきです。
  • 気温の確認: 気温が氷点下であっても、風が強い日や湿度が高い日は体感温度が低く感じるため、事前に天気予報を確認し、適切な服装を選ぶことが重要です。
こういう天候の時はヤバいので、やめておきましょう。

2. 装備と服装

  • 適切な服装: レイヤリング(重ね着)が基本です。アウターは防水・防風機能を備えたものを選び、ミドルレイヤーには保温性の高いフリースやダウンを、インナーには速乾性のある素材を使用します。
  • 靴とスノーシュー: 防水性のある重登山靴を履き、適切なサイズのスノーシューを選ぶことが大切です。スノーシューは体重や雪の状態に応じたものを選びましょう。

3. 雪の状態

  • 新雪やパウダースノー: スノーシューハイクは新雪やパウダースノーの状態が最適です。雪が固まっていると、スノーシューの効果が薄れ、歩きにくくなります。
  • 雪の深さ: 雪が十分に積もっていることが重要です。薄い雪ではスノーシューの効果が発揮されず、踏み抜いてしまうことがあります。

4. ルート選び

  • 初心者向けのコース: 初心者は平坦で明確なトレイルを選ぶことが推奨されます。急な斜面や複雑な地形は避け、経験者と一緒に行動することが安全です。
  • 事前のリサーチ: 行く予定の場所の情報を事前に調べ、雪の状態やルートの難易度を確認しておくことが重要です。特に、雪崩の危険がある場所は避けるべきです。

5. 安全対策

  • 同行者との行動: 一人でのスノーシューハイクは避け、必ず誰かと一緒に行動することが安全です。特に初心者は、経験者と一緒に行くことが推奨されます。
  • 必要な装備の携行: 地図やコンパス、GPSなどのナビゲーションツール、応急処置キット、十分な水分と食料を持参することが大切です。

これらの条件を満たすことで、快適で安全なスノーシューハイクを楽しむことができます。事前の準備と情報収集を怠らず、楽しい冬のアクティビティを満喫してください。

MSRのスノーシュー ライトニングアッセントは良いですよ

自分が持ってたのは巨人用の30インチ(海外輸入で買った)、コレさえあればどこでも浮遊して歩けてかなり気持ち良くてくせになっちゃう。

雪山は遭難するとヤバイので無線の免許取って常用してました。

近くにスノーシューができる山などありましたら、ぜひ雪山を楽しんでみてくださいね。

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